「運動しなきゃなぁ」と思ってはいるけれど、なかなか続かない——。
そんな50代の男性、多いですよね。
仕事も忙しいし、ジムに通うのも面倒。
それに、昔みたいに体が動かなくなってきた…膝や腰に不安を感じることもあると思います。
でも、だからこそおすすめしたいのが“ながら筋トレ”。
テレビを見ながら、歯を磨きながら、ほんの数分でも体を動かす。
それだけで血流がよくなり、体が軽くなるのを実感できます。
実際に僕自身(50代)も、ジムに行くのが億劫だったタイプ。
けれど、家でできる「ながら筋トレ」を取り入れたら、
気づけば姿勢がよくなって、肩こりも減ってきたんです。
さらに、20代の女性トレーナーに教わった「ながらでもしっかり効かせるフォームとコツ」を実践することで、
“やってる感”がないのに、確実に体が変わっていくのを感じました。
この記事では、そんな経験とトレーナーのアドバイスをもとに、
「テレビを見ながらできる“ながら筋トレ”5選」をご紹介します。
運動が苦手な人でも、今日からすぐ始められますよ。
1. なぜ50代に「ながら筋トレ」が向いているのか
1-1. 続けやすさが最強の武器
50代になると、「体を動かさなきゃ」と思っても、なかなか続かないものです。
仕事の疲れ、家のこと、時間のなさ…。
結局、“やる気”に頼ると三日坊主になりがちなんですよね。
そんな中で“ながら筋トレ”は、まさに救世主。
テレビを見ながら、歯を磨きながら、通勤前にちょっとだけ。
「わざわざ運動の時間をつくらなくてもいい」という気楽さが、続けやすさの最大のポイントです。
僕自身、最初は「これくらいじゃ意味ないだろう」と思っていました。
でも、数日続けるうちに気づいたんです。
「少しずつでも、やらない日よりずっとマシ」。
気づけば“やらない罪悪感”がなくなり、“やれた達成感”が増えていきました。
20代の女性トレーナーもこう言っていました。
「50代の筋トレは“続けること”がいちばんの成果なんです」
本気のトレーニングじゃなくても、体はちゃんと応えてくれる。
ハードに頑張るより、“自然に続く仕組み”をつくることが何より大事なんです。
1-2. 血流・代謝アップで若返り効果も
「ながら筋トレ」の良さは、気軽さだけではありません。
実は、続けることで体の中から“若返り効果”を感じられるんです。
特に、下半身を少しでも動かすだけで血流がよくなり、
冷えやむくみ、だるさの改善につながります。
足は“第二の心臓”とも言われるほど、全身の血液循環に関わっています。
血流がよくなると、酸素や栄養が体の隅々まで届き、代謝もアップ。
その結果——
・疲れにくくなる
・体が軽く感じる
・顔色が明るくなる
といった変化が少しずつ現れてきます。
トレーナーいわく、
「1日5分でも、毎日やることで体はちゃんと変わります」
僕も最初は半信半疑でしたが、1週間も経たないうちに
「朝のだるさが減った」「階段がラクになった」と実感できました。
つまり、“ながら筋トレ”は運動というより「体のメンテナンス」。
忙しい50代にこそぴったりな、「生活の中で健康を育てる習慣」なんです。
2. テレビを見ながらできる“ながら筋トレ”5選
ジムに行かなくても、特別な器具がなくても大丈夫。
自宅のリビングでテレビを見ながらできる「ながら筋トレ」は、
毎日の習慣にしやすく、気づけば体も軽くなっていきます。
ここでは、実際に筆者(50代男性)も続けている5つの種目を紹介します。
どれも簡単で、安全に効果を実感できるものばかりです。
2-1. かかと上げ(ふくらはぎ・血流改善)
【目的】 下半身の血流促進・冷え予防
【やり方】
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背筋を伸ばして立ち、軽く足を開く。
-
ゆっくりとかかとを上げ、つま先立ちになる。
-
ゆっくりとかかとを下ろす。
【ポイント】
・テレビを見ながらでも、姿勢をまっすぐ意識。
・反動を使わず、ふくらはぎを「ギュッ」と締めるように上げ下げ。
【目安】 20回 × 2セット
トレーナーいわく、
「ふくらはぎは“第二の心臓”です。動かすだけで全身が温まります」
冷えやむくみを感じやすい50代男性には特におすすめ。
立っている時間が増えるだけで、血の巡りが変わっていきます。
2-2. チェアスクワット(太もも・お尻)
【目的】 下半身の筋力維持と代謝アップ
【やり方】
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椅子の前に立ち、背筋を伸ばして足を肩幅に開く。
-
ゆっくり腰を下ろして座り、またゆっくり立ち上がる。
【ポイント】
・ひざがつま先より前に出ないように注意。
・立ち上がるときは、太ももとお尻を意識する。
【目安】 10回 × 2セット
女性トレーナーの一言が印象的でした。
「立つ・座るだけでも、筋トレになりますよ」
日常動作の延長でできるのが、この種目の魅力。
続けるうちに、階段の上り下りや立ち仕事がラクになります。
2-3. タオルプル(肩・背中)
【目的】 猫背改善・姿勢矯正
【やり方】
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タオルを両手で持ち、軽く引っ張る。
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そのまま腕を頭上に上げ、ゆっくり下ろす。
-
肩甲骨をしっかり寄せるように意識。
【ポイント】
・肩をすくめず、胸を張る。
・動作はゆっくり、呼吸を止めない。
【目安】 10回 × 2セット
タオル1本あればどこでもできる、姿勢改善の定番トレ。
背中を意識して動かすことで、自然と胸も開き、呼吸が深くなります。
姿勢が整うと、見た目年齢もグッと若返ります。
2-4. テーブル腕立て(胸・腕)
【目的】 上半身の筋力維持
【やり方】
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テーブルや壁に両手をつき、体をまっすぐに。
-
腕を曲げて体を近づけ、押し戻す。
【ポイント】
・お腹を締めて、体を一直線に保つ。
・手のひらでしっかり押す意識。
【目安】 10回 × 2〜3セット
普通の腕立て伏せよりも肩や肘に負担が少なく、安心して続けられます。
女性トレーナーからも「50代の胸トレにぴったり」とおすすめされた種目です。
胸を動かすことで、姿勢が良くなり、見た目にもハリが出てきます。
2-5. 座りながら腹圧キープ(お腹・体幹)
【目的】 腹筋・姿勢安定
【やり方】
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椅子に浅く座り、背筋を伸ばす。
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お腹をへこませて、10秒キープ。
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呼吸を止めずに、ゆっくり繰り返す。
【ポイント】
・背中を丸めず、胸を開く。
・「お腹をへこませながら話す」くらいの呼吸ペースでOK。
【目安】 10秒 × 5セット
女性トレーナーのアドバイス:
「お腹をへこませるだけでも、体幹は鍛えられます」
在宅ワーク中やテレビのCM中など、いつでもできるのが魅力。
ぽっこりお腹の引き締めにも効果的です。
3. 続けるコツ|50代が“習慣化”するための工夫
筋トレでいちばん難しいのは「始めること」ではなく、「続けること」。
でも、“ながら筋トレ”なら、そのハードルはぐっと下がります。
大切なのは、「頑張ること」より「習慣にすること」。
ここでは、筆者自身が実践して効果を感じた“続けるコツ”を紹介します。
3-1. 「タイミングを決める」
「時間を作る」のではなく、「タイミングを決める」。
これが50代男性が無理なく習慣化する最大のコツです。
たとえば…
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テレビのCM中に「かかと上げ」
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朝のニュースを見ながら「タオルプル」
-
風呂上がりに「チェアスクワット」
といった具合に、「行動のついで」に組み込むのがポイント。
人の習慣は“時間”よりも“きっかけ”で続くと言われています。
つまり、時間を決めなくても「このタイミングでやる」と決めておくと、
自然と体が動くようになります。
女性トレーナーもこう話していました。
「“頑張る”じゃなくて、“ついでに動く”。それが一番長続きします」
続けることに特別な努力はいりません。
いつもの生活リズムの中に、ちょっとした動きを足すだけでOKです。
3-2. 「完璧主義をやめる」
「今日は疲れたから、やらない」
そんな日があっても、全然大丈夫です。
大切なのは“ゼロにしないこと”。
たとえば、いつも10回やっている筋トレを“1回だけ”でもやればOK。
1分だけでも体を動かせば、脳も筋肉も“続けている”と感じてくれます。
女性トレーナーの言葉が印象に残っています。
「50代は“やる気がない日”こそ、体を動かすだけでリセットできます」
たとえ軽く動かすだけでも、血流がよくなり、気持ちも前向きに。
「なんとなくやった」が「今日もやれた」に変わると、
それが次のやる気につながります。
筋トレは、“完璧”じゃなくてもいいんです。
“継続している自分”をほめながら、マイペースに積み重ねていきましょう。
4. 筋トレ効果を高める+αのポイント
せっかく“ながら筋トレ”をするなら、少しの工夫で効果を最大化しましょう。
どれも難しいことではなく、ちょっと意識するだけで筋肉の反応が変わります。
4-1. 水分補給と呼吸を意識
筋肉を動かすうえで大切なのが「水分」と「呼吸」。
どちらも意外と忘れがちですが、筋トレ効果を引き出す“基本中の基本”です。
筋肉は約70%が水分でできており、
水分が不足すると、筋肉の動きが悪くなったり、つりやすくなったりします。
特に50代は、喉の渇きを感じにくくなるため、
「喉が渇く前に飲む」くらいがちょうどいいペースです。
そしてもう一つの大事なポイントが「呼吸」。
筋トレ中に息を止めてしまうと、血圧が上がりやすくなります。
女性トレーナーのアドバイスでは――
「吸って力をためて、吐いて動く」
これが呼吸のリズムの基本です。
たとえば、スクワットなら「しゃがむときに吸う」「立ち上がるときに吐く」。
呼吸を意識するだけで、動きがスムーズになり、
体の内側(体幹)までしっかり使えるようになります。
4-2. 姿勢を整えることで“ながら筋トレ”の質が上がる
どんなに簡単な運動でも、“姿勢”が崩れると効果が半減してしまいます。
特に50代になると、スマホやデスクワークの影響で猫背になりやすく、
背中の筋肉が眠ったままになりがちです。
実は、姿勢を整えるだけで筋トレ効果がぐんと上がります。
やり方は簡単。
壁に背中をつけて――
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後頭部
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肩甲骨
-
お尻
この3点が壁に軽く触れる姿勢を意識してみましょう。
これが“理想の姿勢”の基本形。
女性トレーナーいわく、
「姿勢を整えるだけで、呼吸も深くなり、筋肉が目を覚まします」
テレビを見ながら、立ち姿や座り姿を少し正すだけでもOK。
それだけで“ながら筋トレ”の効果は確実にアップします。
5. 女性トレーナーからのアドバイス
50代で筋トレを続けていると、「頑張らなきゃ」「もっとやらなきゃ」とつい力が入りがち。
でも、筆者の担当トレーナー(20代女性)は、いつもこう言います。
「筋トレは“頑張る時間”じゃなくて、“体をいたわる時間”ですよ」
なるほど…と思いました。
確かに、疲れた体を無理に追い込むより、
“今日も少し動かせた”という気持ちで終われるほうが、心にも体にも優しい。
彼女いわく、50代の筋トレは「鍛える」より「整える」がテーマ。
体を酷使するのではなく、眠っている筋肉を“起こす”感覚で向き合うのがポイントです。
小さな習慣が10年後の健康を守る
「ながら筋トレ」は、1日5分でも積み重ねれば確実に結果が出ます。
1回の運動量は少なくても、継続することで筋肉の“貯金”が増えていく。
トレーナーはいつもこう言います。
「未来の自分のために、今日ちょっと動かす。それが一番の健康投資です」
たとえば、テレビを見ながらかかと上げをする。
歯磨き中に軽くスクワットを入れる。
たったそれだけでも、血流が良くなり、姿勢が変わり、気持ちまで前向きになります。
「50代は、体を“鍛える”より“使いこなす”ステージ」
若いころのように“筋肉を増やす”ことだけを目指す時期ではありません。
50代は、これまでの体を「どう動かすか」「どう維持するか」を学ぶ時期。
無理せず、毎日使う筋肉を丁寧に動かすことで、
体が軽くなり、日常の中で自然と元気が出てきます。
女性トレーナーの言葉を借りれば――
「50代は、筋トレを“楽しめる”年齢です。
若い頃よりも、自分の体と対話できるようになります」
まとめ
50代でも、“ながら筋トレ”なら無理なく続けられます。
大切なのは、「どれだけやるか」ではなく、「どれだけ続けられるか」。
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“続ける”ことが最大の成果。
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1日5分、テレビを見ながら体を動かすだけで、姿勢・血流・気持ちが変わる。
女性トレーナーの言葉を借りれば――
「50代の筋トレは、“頑張る”より“楽しむ”が大事です」
テレビをつけたら、まず“かかと上げ”からスタート。
その小さな一歩が、未来のあなたの健康を支えてくれます。





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