50代になると「体力が落ちてきたな」「若い頃より疲れやすいな」と感じる方も多いのではないでしょうか。実際、この年代は筋肉量や基礎代謝が徐々に低下しやすく、放っておくと生活習慣病や腰痛・関節トラブルのリスクも高まってしまいます。
そんな中で効果的なのが「筋トレ」。適切に続けることで、健康寿命を延ばし、日常生活を快適に過ごす力を取り戻せます。ただし、筋トレ初心者が最初にやりがちな「失敗の落とし穴」もたくさん存在します。
ここでは、実際に50代男性を指導している 20代女性トレーナー のアドバイスを交えながら、筋トレ初心者が陥りがちな失敗とその回避法を解説していきます。
トレーナーさんより
「○○さん、筋トレって正しく始めれば体は必ず変わります。でも“やみくもに頑張る”のは逆効果になることもあるんです。だからこそ“失敗しないためのコツ”を知っておくことが大切ですよ!」
これから筋トレを始めたい50代男性にとって、実践的で役立つ内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
1. 無理な重量設定でケガをする
1-1. よくある失敗:若い頃の感覚で重い重量を選んでしまう
50代男性が筋トレを始めるときによくあるのが、「昔はベンチプレスで○○kg上げてたから!」と若い頃の感覚で重い重量を選んでしまうパターンです。
ですが、体力や筋肉量は確実に変化しています。関節や腱も若い頃よりデリケートになっているため、無理な重量設定は肩や腰のケガにつながる大きなリスクとなります。
特にジム初心者の方は、周りの人の目が気になって「軽すぎるのは恥ずかしい」と思ってしまうことも…。でも、その見栄が一番危険なんです。
1-2. 対策:まずはフォーム重視、軽い重量からスタート
筋トレで最も大切なのは 重量よりもフォーム。フォームが崩れた状態でトレーニングしても、狙った筋肉には効きませんし、ケガの原因になってしまいます。
まずは「軽いな」と感じる重さからスタートし、正しいフォームを身につけることが第一歩です。慣れてきてから少しずつ重量を上げれば、体は確実に応えてくれます。
トレーナーさんより
「○○さん、最初は“これ軽いな”くらいでOKですよ!フォームをしっかり身につければ、後から自然と重量は上げられるようになります。何よりもケガを防ぐのが一番大事ですからね」
無理をしない重量設定は、「継続してトレーニングを続けるための投資」と考えると気持ちがラクになりますよ。
2. ウォーミングアップを省略する
2-1. よくある失敗:時間がないからといきなり筋トレ
「今日は忙しいからウォーミングアップは省こう」と、いきなり重量を持ったり腕立て伏せを始めてしまう方も少なくありません。
でも50代になると筋肉や関節の柔軟性は若い頃より低下しているため、いきなり負荷をかけると関節痛や筋肉痛が悪化するリスクがあります。
また、ウォーミングアップを省くと血流が十分に行き渡らず、筋肉の収縮もスムーズにいかないので、トレーニングの効率も下がってしまいます。
2-2. 対策:必ず準備運動を入れる
ウォーミングアップは 関節回し・軽いストレッチ・軽負荷運動 の3ステップが基本です。
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肩・肘・手首をゆっくり回す
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太もも・ふくらはぎ・腰を軽く伸ばす
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軽いスクワットや腕立てで体を温める
これだけで筋肉も関節も準備万端になります。
トレーナーさんより
「50代は特に筋肉や関節が固くなりやすいので、準備運動で“体を起こす”ことから始めましょう!最初の5分が、その日のトレーニング全体の安全性と効果を大きく変えますよ」
ウォーミングアップを習慣化すると、筋トレの怪我リスクが減るだけでなく、動きやすさやパフォーマンスの向上も実感できます。
3. 栄養補給を軽視する
3-1. よくある失敗
50代男性の筋トレ初心者がよくやってしまうのが、筋トレ後の食事を抜く、あるいは甘いお菓子や軽食だけで済ませるパターンです。
「筋トレしたから今日はもういいだろう」と思ってしまいがちですが、実はこれが一番の落とし穴。筋肉は、運動で壊れた後に栄養を取り込んでこそ成長します。
3-2. 対策
筋トレ後はたんぱく質20g前後+炭水化物をバランスよく摂取するのが理想です。
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鶏胸肉+野菜+ご飯
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卵+全粒パン+サラダ
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プロテインシェイク+バナナ
トレーナーさんより
「筋トレは“筋肉を壊す作業”。食事やプロテインでリカバリーして、やっと“成長”するんです。50代は回復力も若い頃より落ちるので、運動後30〜60分以内の補給を意識しましょう」
ポイントは、無理に量を増やさず、質の良い栄養をしっかり取ること。
この習慣を身につけるだけで、筋トレの成果がぐっと実感できるようになります。
4. 継続できない(モチベーション低下)
4-1. よくある失敗
筋トレ初心者の50代男性に多いのが、**「週1回だけ頑張るけど効果が出ずに挫折」**というパターンです。
若い頃の感覚で「ガッツリやれば変わるはず」と思い込みがちですが、50代は回復力や筋肉の伸び方が違うため、週1回だけでは成果が見えにくく、モチベーションが下がってしまいます。
4-2. 対策
週2~3回の短時間トレーニングで習慣化するのが効果的です。
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1回20~30分の自宅トレーニング
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毎日ではなく、曜日を決めて「やる日」を固定
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無理せず、体調に合わせて強度を調整
トレーナーさんより
「無理に1時間やらなくてもOKです。20分でも続ければ成果につながります!大事なのは“継続できる仕組み”を作ることですね」
ポイントは、完璧を目指さず“続けられるペース”を優先すること。
これなら50代でも無理なく筋トレを生活に組み込めます。
5. フォームを自己流でやってしまう
5-1. よくある失敗
YouTubeやネット動画を見て「これならできそう」と真似してしまうことがありますが、実際は正しい姿勢になっていないことが多いです。
特に50代は筋力や柔軟性が若い頃と違うため、自己流で無理に動かすと腰や膝を痛めるリスクも。
5-2. 対策
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トレーナーにフォームを確認してもらう
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鏡を使って自分の姿勢をチェック
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最初はマシンや軽い負荷で正しい感覚を身につける
トレーナーさんより
「‘どこに効いてるか’を意識することが大事です。自己流でやるより、まずは正しい感覚を覚えましょう!」
フォームの習得に少し時間をかけるだけで、効率よく安全に筋肉を鍛えられるので、50代でも安心して筋トレを続けられます。






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