「筋トレしてるなら酒やめたほうがいいですよね?」
ジムに通い始めた頃、よくネットで調べてはため息をついていました。何を隠そう、私は“角ハイボール”が大好き。筋トレにハマり始めたのと同じタイミングで、飲酒との付き合い方に悩み始めたのです。
「筋トレと酒は相反するもの」そんな思い込みに苦しみつつも、5ヶ月たった今、私なりの“答え”が見つかってきました。この記事では、リアルな体験談として、筋トレとお酒をどう両立させてきたかを正直にお話しします。
飲酒→筋肉減少に悩んだ話
最初に危機感を持ったのは、「筋トレしても成果が出ない」と感じた時期です。週に2〜3回、真面目にジムに通い、食事もそれなりに気をつけている。なのに、体重は少し落ちても、筋肉がついた実感がない。
ネットで調べてみると、“飲酒=筋肉分解を促進”という衝撃の情報。特にアルコールは「テストステロン(筋肉の合成に関わるホルモン)」を減少させ、「コルチゾール(筋肉を分解するホルモン)」を増加させるそうで…。
「マジか…」と思いながらも、完全断酒には踏み切れず。モヤモヤしたまま過ごしていました。
トレーナーから言われた意外な一言
そんな時、担当トレーナーに思い切って聞いてみたんです。
「筋トレしてるのにお酒飲むのって、やっぱりダメですよね?」
すると返ってきたのは意外な一言でした。
「飲むなとは言いません。でも、“飲み方”と“タイミング”を考えましょう」
この一言で、気持ちが一気に楽になりました。
“飲んでもいいけど、付き合い方が大事”。そう思えるようになったことで、急に視界が開けた気がしました。
飲む日と筋トレの関係を整理
それ以来、私はお酒を飲む日とトレーニングの関係性を、次のように整理しました。
【飲む日と筋トレの距離感】
| パターン | 結論 |
|---|---|
| トレーニング直後の飲酒 | NG(筋肉の回復を妨げる) |
| 休養日の夜に飲酒 | OK(回復が進んでいれば問題なし) |
| 翌朝に筋トレがある日 | 控えめに or ノンアルがおすすめ |
つまり、「筋トレ直後に飲むのはやめよう」「翌日に筋トレする日は控えよう」というシンプルなルールを決めたのです。
飲み方の工夫(時間帯・量)
付き合い方のポイントは、以下の3つに集約されました。
1. 飲む時間はなるべく早めに
22時以降の飲酒は睡眠の質を下げるといわれています。睡眠は筋肉の回復に不可欠なので、飲むなら20時頃までに済ませるのが理想的。
2. 量は2杯までを目安に
かつては3〜4杯が当たり前でしたが、今は「角ハイ濃いめ×2杯」までと決めています。慣れると、2杯でも満足感を得られるようになります。
3. 週3回以上は飲まない
連日飲んでしまうと、やはり体がだるくなる実感があります。週2〜3回の頻度にすることで、筋トレとの両立も現実的になりました。
“やめない筋トレ”の考え方
結局のところ、続けられるかどうかが一番大事。
完璧を求めすぎて、「飲んでしまった…もうダメだ」と自己嫌悪に陥るのが一番よくない。だから私は、
「お酒も筋トレも、人生を豊かにするためのツール」
と捉えるようにしています。
トレーナーにも「無理に禁酒してストレスためるより、うまく付き合う方が結果が出やすいですよ」と言われました。まさにその通りでした。
お酒をやめなくても、体脂肪率は5ヶ月で7%落ちました。お腹も引き締まり、ジム通いも楽しめています。
まとめ:お酒が好きでも、筋トレは続けられる
筋トレとお酒、一見相反するようで、工夫すれば共存可能です。
ポイントは、「飲み方」「タイミング」「頻度」の3つを意識すること。
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筋トレ直後には飲まない
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飲むなら早めの時間に、量は控えめに
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翌日に筋トレする日は注意する
このルールを守るだけで、体は確実に変わります。
そして何より、「やめないこと」が大切です。
お酒も筋トレも、あなたの人生を楽しむためのもの。どちらかを完全に諦める必要はありません。



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